寄居~秩父~山伏峠

今日は寄居→長瀞秩父→山伏峠と走ってきました。前半は歴史ポタで後半が坂登りになります。

まずは輪行寄居駅に到着。ここからスタートです。

歴史ポタの手始めは鉢形城後北条氏が拡張整備した曲輪群がいい状態で残っています。この城は小田原攻めの時に武力で落とせず、前田利家の説得で開城したという堅牢ぶりが有名です。

荒川の折原橋を渡ります。赤い国道の橋の先に玉淀ダムが見えます。ここから上流の荒川は、山々の間を縫うように流れています。

秩父方面へと向かいます。国道は交通量が多いので、秩父鉄道と並走している小さな道を走ります。

途中に「西行戻り橋」という小さな橋がありました。なんでも歌人として有名な西行法師がここを通りがかった時、この近所の子供達が詠んだ歌が難解で理解できず、恥ずかしくて引き返したという逸話があるそうです。

波久礼駅で踏切を渡り、国道に出ます。ちなみにこの踏切には遮断機がなく、渡ろうとすると自動音声で「危ない!」と注意されます。

国道を走りますが、車道はダンプがかっとばしているので、止むを得ず歩道を走ることにしました。

樋口駅のところで国道を離れます。

樋口駅の裏の白鳥橋から見た荒川。奇岩が織りなす景色は長瀞の名物ですね。ここから上流が奇岩地帯になります。

荒川の南側にある県道82号を走ります。国道と違って落ち着いてのんびり走れますね。

しばらく走ると、トンネルの横に「長瀞自然のみち」なる看板が見えてきました。トンネルを走るのは好きじゃないので、案内に従って自然の道を走ることにしました。

絶壁を削ってできた道ですね。右側は荒川。急峻な崖になっているので覗くと危険です。

木々の隙間から長瀞の奇岩の景色が見えます。この一帯が観光地化されているエリアです。

国道に出てしばらく走ると、和同遺跡の看板が出ていたので覗いてみます。

通りから入ってすぐのところに聖神社があります。和同開珎の大きなモニュメントが目立ちますね。708年にこの地で自然銅が発見されたとき、守護神として金山彦命を祭ったのが始まりだそうです。

聖神社の向かいにガレットを売っているお店がありました。そば粉入りガレットといい甘めの味噌といいとてもおいしかったです。

近くに和銅を採掘した遺跡があるとのことで、ガレットを食べながら散策します。聖神社から15分程度歩いたところに露天掘りの跡がありました。下の写真の小川の右側、斜面が崩れているところがそれです。崖を崩すだけで簡単に銅が採掘できたなんて、ある意味すごいです。さすがは奇岩の名所、ですね。

歴史ポタの締めくくりは秩父神社。正式には知知夫神社に到着。

奇麗な彫刻ですね。御鎮座2100年を記念した保存修復事業の最中でした。本当は社殿裏にある三猿を見たかったのですが、こちらは修復中で残念ながら見れませんでした。ここの三猿は日光東照宮の三猿とは正反対で、「よく見て、よく聞いて、よく話す」という元気なお猿さんです。

下の写真も有名な子宝・子育ての虎です。「赤子には肌を離すな、幼児には手を離すな、子供には眼を離すな、若者には心を離すな」という説明書きがありました。確かに納得ですね。

さて歴史ポタを終えて、ここからは坂登りです。まずは国道299号を南下します。それにしてもすごい交通量ですね。道幅もそれほど余裕があるわけではないので気を使います。

やっとのことで正丸トンネルに到着。ここで右折して山伏峠を目指します。

のんびり木々の中を走ります。今日は運動に丁度いい天気ですね。日陰に入ると涼しいです。

Y字の分岐点に着きました。左が正丸峠、右が山伏峠なので右の道を行きます。

山伏峠に到着。ここ最近は坂道を走っていませんでしたが、秩父側からのルートは、そんな自分でもなんとかなる程度の斜度でした。

峠に上った後は景色を堪能しながら坂を下ります。

車も少ないので、気持ちよくダウンヒルができます。

途中にある山伏BASEで遅い昼食を取ります。

延々と坂を下り、入間川CRに到着。

帰り道、びん沼川のほとりに来た時、奇麗な天使の梯子が見えたので思わず写真を撮りました。

今日の走行距離129.9km。

仕事も期末の繁忙期が過ぎたので運動不足の解消が急務です。