先日のブラタモリで大山街道を取り上げていましたね。個人的にも興味のあるルートだったので今日は三宅坂から二子玉川までポタしてきました。ちなみに大山街道という言葉は特定のルートを指す固有名詞ではないので注意が必要です。今回のルートは正式には矢倉沢往還と呼ばれる矢倉沢にある足柄峠を越える東海道の脇往還に当たりますが、このブログでは分かりやすく大山街道と呼ぶことにします。
何はともあれ、三宅坂交差点に到着。今日はここからスタートです。ちなみに下の写真の右側に見える建物が最高裁判所、左側の建物が国立国会図書館です。
三宅坂交差点は国道246号の起点でもあり、青山通りの起点でもあります。
青山通りを走っていると松江藩上屋敷の石垣が目に入ります。上屋敷跡は今は衆議院議長公邸として使われています。
赤坂見附の石垣まで来ました。この石垣もブラタモリで紹介されていましたね。
赤坂門が大山街道の起点です。
青山通りを進んでいると、通りから左に逸れる登り坂がありました。この道が大山街道で坂の名前は牛鳴坂と言います。
この旧道はすぐに青山通りに合流します。下の写真の左側が薬研坂。道路の向かいが赤坂御所です。
神宮外苑の横を通り過ぎます。
明治神宮へと続く表参道の交差点を通り過ぎます。
左手に青山学院のジョンウェスレー像が見えてきました。
青山学院の向かい側には国連大学があります。国連のシンボルマークを掲げていますね。
その先の歩道橋の上に尾崎豊のレリーフが、十七歳の地図の歌詞とともに埋め込まれていました。
渋谷川に架かる稲荷橋を渡ります。
道玄坂を登ります。休日なので109周辺を含め大勢の人出で賑わっていました。
さて、国道246号に出て南下します。今日は気温が高い日でしたが、高架と両脇のビルで日陰になっているので思ったより走りやすいです。
大山街道の旧道が所々残っています。神泉町交差点を過ぎた所の、下の写真で右に逸れる道が、赤坂から厚木までの区間で一番急な坂道とされた大坂です。
上目黒氷川神社の横を通り過ぎます。鳥居の横に大山道の道標が残っています。
池尻大橋で左の旧道に逸れます。
池尻稲荷神社。この神社にある井戸は涸れずの井戸と呼ばれ、どんなに日照りが続いても涸れることがなかったそうです。そういえば大山街道の終点である大山は別名「あめふり山」と呼ばれ、雨乞いの祈祷の対象でしたね。
三軒茶屋に到着。ここにあった三軒の茶屋の一つは下の写真のカラオケ屋さんの所にあって、もう一つは靴屋さんの右隣にありました。大山街道はここで国道246号に沿った新道と世田谷区役所方面に伸びる旧道に分かれますが、今回は旧道を走ります。
大山街道旧道沿いには寺院が散在していますが、今回はそのうちの一つ豪徳寺に立ち寄ります。
豪徳寺と言えば招き猫ですね。多くの外国人観光客が写真を撮っていました。
さて大山街道に戻り、街道沿いにある代官屋敷を見学します。世田谷一帯を領した彦根藩の代官屋敷なのですが、思ったより質素な造りでした。
隣には郷土資料館が併設されています。展示品は少ないですが、新旧矢倉沢往還と津久井往還との位置関係を確認できます。
弦巻通りを南下します。大山街道の新道と旧道は用賀で一旦合流しますが、延命地蔵の所で再び二手に分かれます。今回は二子玉川に通じる左の道を進みます。
国道246号を斜めに突っ切るように渡ります。
どれが大山街道か分かりづらいですね。瀬田二丁目広場の所で左の脇道に入ります。
丸子川沿いに大山道の道標があります。ここから南に下ります。
二子玉川の駅を通過。
多摩川の二子の渡し跡に到着。
今日の走行距離58.5km。これからは暑さ対策が必要な季節ですね。