玉川上水ポタ(境橋~新宿)

玉川上水沿いの道は境橋から羽村取水堰の間は何度も走っていますが、境橋より下流は走ったことがないので今日は玉川上水ポタをしてきました。

まずは境橋に到着。ここは玉川上水から千川上水が分岐している場所でもあります。

境橋にはかつての境水番所跡があります。水量を調整する堰が見えますね。明治以降は境水衛所と名前を変えて昭和55年まで使われていたそうです。

さて、玉川上水沿いに新宿を目指します。井の頭公園までは一直線で走りやすい道です。

浄水場が見えてきました。かなり規模の大きな浄水場です。

浄水場の横を走っていると、不自然に上水側に出っ張ったところがありました。位置関係を見ると、かつての浄水場専用線に関係した遺構かもしれません。

都道12号を渡ったところに、かつての中島飛行機引き込み線の橋台を再利用した橋があります。橋にはレールも引かれています。

三鷹駅が近づいてきました。玉川上水のすぐ横に遊歩道が整備されていました。

三鷹駅の南側に出ると、その先も玉川上水が続いています。

玉鹿石なるものが道端にありました。この付近に太宰治が住んでいたようです。

井の頭公園に到着。ここで軽い昼食を摂ります。

井の頭公園より先はロードバイクだと走りにくい道に変わります。未舗装路が多くなり、特に今日は早朝まで雨が降っていたのでぬかるんでいます。ただその分、三鷹市とは思えないくらい緑が多いです。

都道14号にでました。ここから先は玉川上水緑道として整備されています。

高速道路の高架が見えてきました。ここから暫くは高架下を走ります。

国道20号との交差点まで来ました。この交差点の手前から玉川上水の暗渠上が緑地として整備されています。

この区間玉川上水は周囲より高い所を流れているようです。ここから先は公園のため自転車走行不可・手押し必須の場所が多く、効率よく走るため極力横を走る一般道を使います。

国道20号に合流します。

明治大学和泉キャンパスの所から再び玉川上水の暗渠のルートを辿ります。

京王井の頭線を越えるところで、暗渠だった玉川上水の配管が地上に姿を現します。

正面に和泉水圧調整所が見えてきました。ここから新宿まで水道道路が一直線に伸びているのですが、今回は玉川上水の流路に沿って新宿に向かいます。

京王線代田橋駅の近くで、それまで暗渠だった玉川上水が姿を見せます。

ただ、京王線の南側ですぐに暗渠になります。この先は暗渠開渠を何度も繰り返します。

消防学校付近まで来ました。この周囲の玉川上水は整備工事の最中です。

再び国道20号に出ます。ここから先は国道とほぼ並行するように走ります。

改正橋の跡地。この先は元々あった橋の名前を辿ります。

天神橋跡。もしかしたら近くにある箒銀杏の木の下にある天満宮から取ったのかもしれません。

千駄ヶ谷橋跡。古そうな銘板ですね。

葵橋跡に到着。向こうにバスタ新宿が見えます。ここから先は新宿駅なのでトレースは無理ですね。

新宿駅の東側で流路を辿れるのは新宿御苑の新宿口付近から始まる遊歩道からです。

同じく新宿御苑の大木戸門近くが玉川上水の終点となります。この先は石樋・木樋を使って江戸市中に水を分配するための水道管になります。下の写真にある四谷大木戸碑は、地下鉄工事で出土した石樋を利用して造られました。

今日の走行距離51.4㎞。

ふとタイヤを見ると傷のついた跡がありました。そろそろ交換時期かもしれないですね。