この自転車を選んだ理由

初心忘れるべからず、、、という訳じゃないけど、この自転車を買った経緯を忘れないうちに記録に残しておこうかと。
今回そもそも自転車を買い替えたのは、それまで乗っていたクロスバイクの傷みが目立ってきていて、直すには軸関係の部品やワイヤー系統、ホイールなど大々的な交換が必要になってきたからです。
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どうせ買い換えるならもっと長距離が走れる自転車にしようと、幾つかの条件を挙げました。
一つ目はドロップハンドルであること。クロスバイクではフラットバーのグリップの内側にバーエンドバーを付けたりロードの余ったステムを移植したりと色々と工夫をしてみたけど、ドロップハンドルの、腕だけでなく上体の姿勢も変えられるポジションの多様さには敵いません。
二つ目はドロップハンドルとはいえ、スピード競技用ではなく長距離ツーリング用であること。競技用だと前傾がきつくフレームも硬いのでそれなりのトレーニングが必要です。この年になっての腰痛は勘弁なのですが、かと言って、坂道や逆風の時にしっかりペダリングできるジオメトリーは欲しいです。
三つ目が25C~30Cのタイヤが履けること。過去の経験からこの範囲のタイヤが履ければ自分の走りたいシチュエーションは一通りカバーできます。この条件をつけると、必然的にディスクブレーキですね。
はじめは荒れた路面でも走れる車体強度と安定性を期待してグラベルロードを選ぶ予定だったけど、実車を目の前にして考えが変わりました。40C前後のタイヤを履いている場合が多く、とてもじゃないけどあの太いタイヤを長時間回し続ける自信がありません。
www.cannondale.com

もう少し手広く検討すると、エンデュランスロードも候補に挙がってきました。コンポは最低でもSORA以上できればTiagra以上、色は白と黒以外という条件も加味したところ、最終的に残ったのがBianchiの2020 VIA NIRONE 7 ALL ROAD とFELT の VR40 でした。この2車は性格は違いますが、タイヤを変えるなど工夫すれば自分の目的に合わせてうまく使いこなせそうです。欠点といえば、VIA NIRONE 7 ALL ROADはブレーキが油圧なので自分でメンテするのが面倒、VR40はキャリア用のダボ穴がない。
www.riteway-jp.com
www.japan.bianchi.com
散々悩んだあげく、最終的に決め手になったのが跨がったときの感触でした。FELTの方がスピードが出しやすいジオメトリと感じた一方、意外に乗った時のポジションが楽でした。ステムも角度調整ができるので、自分にあったポジション出しの微調整も可能です。
果たして予想通りの自転車だったでしょうか?今のところは合格点です。前のクロスバイクは20年近くもの間、自分の健康を支え続けてくれました。10年後が楽しみですね。